２０世紀少年的マイガキんちょ時代＿１

映画「２０世紀少年」オリジナル・サウンドトラック
話題騒然！　発売開始！　よろしくお願いいたします。
http://www.sonymusicshop.jp/detail.asp?goods=MHCL000001371

昔よく学校帰りに隅田公園に寄ったな。
ヤスケンとか糟谷、魚屋のきん坊、竹屋のせえべえ、
八百屋の清なんかと・・・
池に石投げたり、忍者部隊を作って塀を越えたり自
転車で林の中を猛スピードで走ったり。もちろん池
にも落ちたし、窓ガラス軟球で割ってオヤジに追っ
かけられたりしたもんだ。
おれがあんまり勉強しないんでおふくろがその公園
でランドセルをたき火の中に放り込んだこともあっ
たな（笑）
昭和高度成長時代の真っただ中。
木に登って板敷いて基地にしてみんなで宿題をした
な（笑）
そんな感じでのんびり、ガヤガヤ、とした子供時代
。
ある時みんなで隅田公園で野球をしてたら、どこか
らともなく背の高いヒョロ〜っとした色黒の男の子
が現れて、「仲間に入れて！」とグローブとボール
を持ってやって来た。そいつは目玉がギョロギョロ
しててちょっとこえかった。
明らかに同じ年頃なんだが、僕らの学校の生徒では
ないのは確かだし、ハッキリ言って学校に通ってる
ようには見えなかった。
僕らが宇宙人を見るようにモジモジしていると「
ねえ、早く一緒に野球しよう！この僕のボールで」
といってな〜んと自分で作ったボールを差し出した
。おまけにな、なんと！グローブも自作だったった
。なんとも奇妙な自作のボールだったこと。そこら
辺に落ちてたようなスポンジの切れ端を凧糸でギュ
ーッと巻いて締め上げただけ。丸くなくてボコボコ
になったやつ。さすがに貧乏な僕らでもボールやグ
ローブくらいは買ってもらえてたし、駄菓子屋で売
ってる硬いゴムの軟球を使ってたので、自称悪ガキ
一同仰天＆ビビリンチョになってしまった。
誰も断れないまま、また断る理由もなく微妙にモジ
モジしていると、そいつは「ぼくピッチャーやるよ
！」と独裁的にマウンドに立って「はやくやろ！」
だって・・・すっかり奴のペース。
さらにおののいたのは、スリーアウトでチェンジに
なってもずっと投げ続けるつもりらしくマウンドに
居続けてるんだ、これが。ますますみんな困っちゃ
ってる。もう目なんかオドオドしちゃって（笑）
そいつの球はまた軽くてデカいから打っても飛ばな
いし（泣）。
で、ものすごい高い球投げて僕がが打てないでいる
と、「だめだよ〜高い球打たなきゃ、ホームラン打
てたのに〜」。
そんなこんなで２０分程で満足＆飽きるとまたどこ
へともなく消えてゆく。
みんなホっとするんだけどまた何日かすると来るん
だなこれが・・・
こどもの頃の思い出としてはかなり大きなイヴェン
トだった気がする。
僕らは奴のことを死神って呼んでたんだ。

２０世紀少年で言えば、ドンキーのような存在か・・・

あの時代は家のない人たちが公園にリヤカーなどに
屋根を付けて家代わりにしていたな。犬を飼ってて
、その犬がまたスンゲエ吠えてこえかったんだけど
、いつのまにか居なくなるんだなこれが・・
ふと気がつくと血だらけの骨が落ちてたりして、な
んともまあ激動の子供時代よ〜〜〜。

てことでイバイバ、オ〜〜チャ！