「素朴で過激な毎日」の紹介

2002.08.01〜09.08 ケミストリーR.A.Wツアー

 今回のツアーはあっつ〜い盛りにリハが始まりました。皆さんも記憶に新しいかと思います。あの、地獄のような、ジリジリジリしてた時であります。しかもリハスタは海に近いところでやったのでさらに倍増なホットネスで ありました。むしろこういったロングツアーものはリハのほうが大変であるのです。何回もやるから・・・

 あまりに何回も繰り返すうちに、途中から譜面レスでいけてしまいましたが、優秀なスタッフの皆さんのおかげで、これといったトラブルもなく楽しいツアーができました。それでは皆さんを御紹介いたしましょう。(五十音順)

1 草間信一 ピアノ

 彼は、食肉委員長という称号を持ち、必ずそれぞれの地方のイカシタ肉料理を熟知しており、それはそれは我々に多大な影響を与えてくれたのであります。サッポロのハンバーグとと名古屋のいかしたホットドッグに連れていってもらいました。

 芸風としてはイカシタフレーズの影に、どこかエキゾティックな匂いを醸し出す、綺麗な絨毯をちょいと剥がすと、そこには血の滴るような情熱が顔を出す、そんなプレイをされる方でありまする。(悪まで僕個人の勝手な感想なので違ってたらごめんなさい)侍でいえば大石倉蔵の助。

2 楠均 ドラム

 ドラマーは平均してよく食べるが、彼はそうでもなかった。この写真がたまたまなのである。

 実はツアー中に楠さんはメスの赤ワンちゃんを購入。皆で真剣に名前を考えた結果、ぼくは「定子」がいいといい、後藤さんは「ジョン子」がいいと言った。その意見を楠さんが家に持ち帰ったところ、ことごとく粉砕されたらしく、彼は間にはさまって苦しい立場に追い込まれたのである。

  その苦しみはステージでのいかしたドラミングに変身し、見事氏の大きなダイナミズムに包まれて我々は 、蜂のごとくリズムの広野を飛び跳ねることができたのである。 侍でいえば木ノ下十吉郎。

3 後藤まさる パーカッション&バンマス

 野田という日本でも有数の醤油の名産地に棲み、「そいんじゃ」っつうバンドをみずから率いる。クルクルと大きな瞳が愛らしい、バンマスらしくとても人望のある男。今回のツアーでは彼の細かな配慮があったからこそ、僕がスイスイと参加していられたような気がする。もと上々台風のドラマーで、リズムパタ〜ンのオオソレテー。

  また演奏中の反応もバラスーシで僕が細かなフレーズにいくとピタっと飛びついて来る、まるで妖怪のような敏捷さでありました。千葉県の出身らしいアーチストって感じ。忍者でいえばカムイ。

4 佐藤芳明 アコーディオン&パチカ

 彼からは敏捷性と機知に富んだインスピレイションをいつも感じてしまいます。それはフロントマンとして非常に重要なことです。サッカーで言えばストライカーであります。しかしその裏にはフランスに留学したという確固たる基礎があってこそのコソコソなのであります。

 また僕のパチカの師でもあり、右手と左手のパターンのずらし加減は天下一品であります。今回のツアーはけん玉とこのパチカがブレイクしたのですが、佐藤君はパチカにあきたらずけん玉にも色気をだしていましたが、やはりスキル向上には優れていたです。侍で言えば 佐々木小次郎。 

5 土屋玲子先生 ヴァイオリン

 殺伐、荒涼としたムサイ男連中の中に入って、さぞ息苦しかったことでしょう。 失礼しました。メンバーの紅一点「レイコセンセ」です。

 彼女はとてもエキスペンスィヴなヴァイオリンをいつでも肌身 ナハサズ抱えています。そのヴァイオリンから放たれる香しき音はどんなに堅い意志を持つ人間もそのエキスを奪い取られる事間違い無しって訳だ。

 我がムーンライダーズの橿淵クンとも仲良しで、一緒にステージやってりらしいっす。今度一緒に橿淵くんちに遊びに行こうね!って約束したんだ。江戸時代で言えば、 旅芸人マリリンお紋。

6 等々力 達 ベース

 去年川村結花さんのツアーの時にも一緒にプレイした、レピッシュのミスターベースマン 。その頭にくくってある長い髪の毛を解くとまるで戦国武将のごとく、見た者は圧倒されてしまう。

 いつもクールなその立ち振るまいには一定の趣きがあって、派手じゃないが目立つ存在。お酒を飲んでも淡々としていて割りとマイペース。ブームの宮沢氏ともやっている。半ズボンを冬でもよく履いている。ツアーのリハでは家の前を通ってスタジオに行く都合上、車によく乗せてもらってありがとうでした。侍で言えば眠狂四郎。 

7 白井 良明 グイター

 今年はライヴが凄く多いのだ。バガボンともやり、村田陽一ともやり、ムーンライダーズともやり、アートポートともやり・・・なんか執り憑かれたようにセッションを重ねている。しかもジャンルが様々。プロデュース業ばかりやっていると、1)無性にステージに出たくなる 2)スキルダウンが生じる 3)そしてスキルアップがしたくなる 4)曲を作って歌いたくなる 5)地方に行きたくなる。等、様々な体内鬱血がタンデンから始まりムラムラのム〜ラムラなのである。北里の医院長にもいつも叱られる。そんな私は日本ロック界の森の石松。

No.2へつづく〜〜〜〜
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