8月31日のヨサコイジャンボリ〜に向けて　斉藤哲夫とオレ

　僕はなんとなく、将来は音楽をやるんだなぁ！　なんて思いながら立教大学へ行き、吉田兼好のようにのんべんだらりんと無責任な触覚をト音記号のほうに向けてクンクンしていたんだ。そしたらある日、岡田さん（ムーンライダーズ）が哲夫のバックでギタ〜弾いてんだけど良明弾いてみないか？って頼まれちゃった。はい！って言って、これが今考えると何気なくスタ〜トした全ての序章でありました。
　

　これは三十年くらいまえの哲夫さんの一番最初のコンサ〜トの一コマ。
僕は斉藤哲夫に影響を受けている。そのせっかちさに於いて…

　僕はおかげで結構皆にセッカチって言われるけど、哲夫さんはもっとセッカチ。ぼくの七倍はせっかちでありまする。彼と別れた後は砂煙が立っている。電話は30秒以上したことがない。

　声の出ない時はカレ〜ウドンで喉を刺激して声をだす。普通は逆で、のど飴なんかを舐めたりするのに…（笑）

　お互い若かったのでよくカンカをしました。（笑）
うまいギョーザ屋に僕が連れてったら、彼はマズイと怒って食べるのをやめてしまった。だもんでぼくが彼の分まで全部食べちゃったら、ものすごいカリカリきてて、おまけに勘定は当然割り勘だったし…。僕的にはせっかく連れてきてやったのにプンプン！って感じだったし…。

　それから沈黙の時が流れる。耐え難き気まずい時間（汗）。　すると哲夫が、明日から長いツア〜だからこのまま気まずいのはよくないから、一発ずつ殴り合って忘れよう、な、良明！　まるで青春ドラマの解決法じゃねぇか、と思いつつも、思いっきりグーで殴った。あとでワハハハとか笑い合えると思って…。でもそのあとも何日か結構険悪だった。青春ドラマの嘘つき。

　哲夫は平手だったのに僕はグーだったからかな？

　僕は斉藤哲夫に影響を受けている。ギターのアルペジオに於いて…

　僕はおかげで他のだれにも負けないオリジナリティを身につけることができた。哲ちゃんもアルペジオはうまいけどぼくの方が七倍うまい（笑）。

　何年ぶりだろう。一緒のプレイは…　楽しみィ〜

飛行機より早く高知まで着いちゃいそうだな、テッちゃん（笑）
今度こそおいしい讃岐うどん屋に連れて行こうっと!