「素朴で過激な毎日」の紹介

おくればせネタ!! 慌てる芸術家…やっぱ、大オーケストラはすごい!!
 
2001.12.18 池袋芸術劇場 with 辛島美登里さん 


1 僕の真後ろにはヴィオラのえらい人がおった

「だめだ、やられた!」

ローディの浦ポンはすっかり戦意を喪失して呟いた。今日浦ポンは黒いスーツの下の白いYシャツのそのまた下に強い感じのロックTシャツを着ていて、「心はロックっす・・・」なんて言ってたのに。
 
所は池袋芸術劇場。2001年12月18日。今日はミドリーヌ辛島にギターを弾いてくれと頼まれて、頼まれるとイヤとは言えない我らがエデッケ番長は、つい「いいっすよ」と二つ返事でオッケイしていたのだった。そうだった。


2 もう客席は見てる余裕なし(汗)

オーケストラがメインだからオレッチなんかせいぜいはじっこの方でギターをポヨヨンと弾いて、音もほとんど聞こえないところにすわって弾くんだろうと安心しきっていたのだ。が、しかし・・・・

僕が弾く椅子が置かれていたのは指揮者のすぐ右隣であったった。つまり一番前。ピンスポはミドリーヌの位置と指揮者の位置と白井良明の位置にのみ当たっていた。


3 辛島美登里さん。いかしたパフォーマンスであった

:俺、ここで弾くの?(目が点)

:良明さん、やられました!帰りましょう(汗)

:君がやられていてどうするのだ!君は俺を後押しするのが仕事なのじゃぞ!

:で、でも・・・・

:わ、わかった(汗)ロープと梯子を用意してくれ、楽屋の窓から逃げよう!


4 だんだんのって来たぞ!!

楽屋は8階であった。もはやロープと梯子では逃げようがない(冷汗)。生板の上の踊り子じゃ!なるようになれい!コロせ〜〜〜〜!!っていうのはオンナノコ。弁当もいつものより500円くらい高そう。

俺の楽屋はバストイレ付き、ホテルのツインルームくらいの広さがあった。ミドリーヌの楽屋ナンカちらっと覗いたら、象が歩いていた。渋谷のクアトロくらいか?楽屋の写真も撮っておけばヨカッタ。


5 結構慣れて来て顔の上向きかげん。

なんでもオーケストラは東京フィルハーモニー管弦楽団70人有余、編曲が千住明さん、指揮者は十束尚宏(とつか なおひろ)さんというバリリニコフ達であった。しかしここでびびってたら「おまえの今までの人生ってなんだったの?そんな半端なものだったの?あっそう!」って背後霊に言われかねない状況でもありました。ちなみに僕の背後霊はビルマ人で、たて琴系です。江原先生が言っておられました(笑)。

そんなこんなで、リハも終わり、本番になると、一曲目はなんとミドリーヌのスーパーソロで始まったのである。彼女のうしろに70人のミュージシャン、そして2000人くらいの観客、という場所でまるで独り歌い。結構度胸がありまする。恐れ入りましたです。


6 なんとまあ気高い一日であったことか!

で、始まってしまえば結構いい感じングで進み、気がつけばそこは打ち上げ会場、もとカルデサックだったことでの、お疲れさまでした。とてもいい経験ができましたし、なにしろふと気がつくと楽しかったのであります。またやりたい〜と思った一日でした。

でも70人分ののクラシック楽器と一緒にギター弾くのってかなり気持ちええ。癖になりそうであります。大変だったけどね(笑)

ではでは・・・・

back
「過激で素朴な毎日」の紹介 | イカシタ板っきれ | 今日も私は奮然と遊ぶのであった | リンク大作戦 | 職人は腕一本でぃ!
ミスタースポンジ | メカ良明からの贈りもの | トンピッピ画廊 | メール | トップページ | サイトマップ
Copyright (C) 2000 Ryomei Shirai. All Rights Reserved.
All character design Copyright (C) 2000 by YOUCHAN/TOGORU Company, Ltd. All Rights Reserved.