「素朴で過激な毎日」の紹介

01.10.26 東京エッグサイト ゲストライヴ
 ひとり一芸大吟醸 今年は何回ステージに乗るんだろう?


1 ふと気がつくとまるでひとりは29年ぶりか



2. 幽体離脱して自分をチェックしてみたい


3. ついつい自分の好きなギターに目がいってしま います。 
 

元ピローズの上田ケンジと会ったのは、10年くらいまえかな?
彼等のアルバムを2枚プロデュースしたのである。もう10年くらい前かな?うん、10年くらい前だ。今夜のイヴェントは上田ケンジプロデュースによるものだ。

もう、ぼくんちには何回も飲みにきてるし、ぼくのセッションでも何回もベースを弾いてもらってるし、彼のセッション(もう彼は一流のプロデューサーです)にも、呼ばれて何回もギターを弾いてるし、ようするにダチなのである。

ピローズのメンバーは皆いい連中だったが、まぁいろいろあったらしく、ウエケンは二枚目のロンドン録音のアルバムのあと一人立ちする。大丈夫かな?なんて思ってたら、しぶとくもなんやかんや、やってるという噂が流れてきたりして「うぁー頑張ってるなぁ!」なんて思ってホホエマシーであったのであったのであ〜る。

ダチなので彼が自身で主催するギグには時々声を掛けてくれる。去年は12月に一回ありましたし・・・

4:00に会場に行ったら、「Quinka」というトリオがリハ真っ最中でありました。ベーシストが奥のまん中、その彼を挟んで女性が横向きでステージ上下に一人ずつ、エレピと、な、なんとハイハットのみの構成。なかなかイカシタ度胆ヌキ系の人たち。ヴォーカルのエレピ担当の女性がリハが終わってから、挨拶してくださった。ありがとうございました。

リハ中ゴーイングアンダーグラウンドの松本君とお話。23歳と聞いてビックラこいた。年相応に見えない落ち着いた咽越し。コクのありそうな人生。ムーンライダーズが好きみたいでいろいろ楽屋でも話し合ってたのしい一時をすごしたのであった。

ぼくが一番ジジイであったので、一番最後にしてくれたみたいで、頑張らなきゃってんで頑張ったつうかリラックスすることに集中するよう努める。ここ一番で集中する、古田のすごさ、ここにあり。では曲解説。

  1. 「スパニッシュキャラヴァン」:有名なドアーズの曲三枚目の「ウェイティングフォーザサン」にはいっている曲。ムーンライダーズは今年の四月にジェップ東京でギグをしたときにもこの曲をカヴァーしました。結構その時は難しかったのですが、今回はスーパーソロということもあり、楽しくできました。いつも使っているガットギターからフラメンコギターに変えての演奏でありました。

  2. つぎも、ドアーズの曲で、あまりにも有名な「ライトマイファイア」であります。この曲は高校生の時のバンド、スピロヘーターズの唯一のレパートリーでありまして、あとはブルースを一曲30分くらい演奏してステージをでもたす、というかなりイージーな青春期の思いでのいちページであります。
    でも僕、思うけど 、やはりミュージシャンたるもの、カヴァーは、常にやってた方がいいかと思います。好きな曲、いい曲は素直に好きな様に演奏するのがいいとおもうと同時に、マダガスカリーにならないようにするためであります。浦島太郎にならないようにするためであります。

  3. さて次はムーンライダーズのニューアルバムから白井良明詞曲の「静岡」。題名を言うと、静かな会場が湧いた。この変わった題名の曲は仮タイトルは始めはムーンライダーズの皆は「白井デイビス」と呼んでいました。メロがレイデイビスっぽいということで・・・(笑)
    祖先を求めて静岡県内を彷徨う唄。(白井家の発祥は静岡県)この星に対する危機感や愛する女性との日常のなかに描いたつもり。エヘヘ

  4. 次はガカンとリョーメイでもお馴染みの。「渋谷狩猟オンザヒル」
    「渋谷狩猟日記」と「フールオンザヒル」(レノンマッカートニー)を合体ささせた、メドレーではなくあくまでも合体もの。

  5. 最後の曲:「スイートビターキャンディ」

アンコールはヤクルト優勝記念として「愛を数えよう」を歌いました。

ワンマンものは、ひとりで全部オーケストレイションするので、シンドイ部分もあれば、楽な部分もある。だが、定期的にやっていきたい部類でありますなぁ!

歌いながら、ふと思いましたが 、お客さんは僕の声の向こうに お客さん自身を探してるように思えた瞬間があったし、ぼくは暗闇の向こうに僕自身を探してる気がしましたぞ。

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