イカシタ板っきれ

涙のイバニーズツインネック
ムーンライダーズに入った直後購入。

さあ今回は涙なくしては語れないムーンライダーズのファンの方々の間では有名な話。大阪の浪速楽器で購入。名古屋に続いて今度は大阪で購入。これを購入したのは、ムーンライダーズに入った直後であります。

ムーンライダーズにはいる前は僕は斎藤哲夫のバック、何故か山田パンダのバック、あとなんかちょろちょろといろんなバッキングをやっておりまして、小銭があったのです。そして、ムーンライダーズに入ると給料が18万円月々支払われるというのです。なんという天国のようなはなし。その当時18万円といえば、かなりの大金。おまけに小銭も溜め込んであったので、気はスーピーに大きくなってしまいました。そいで僕は当時出立ての40万円以上したベータ1というヴィデオデッキとこのツインネックギターと他にも高い酒とか色々買ってしまってストーンズのような享楽的な生活を送るようになりました。ところが・・・・

イバニーズツインネック

イバニーズツインネック

久保講堂久保講堂2
'78.12.18の久保講堂

給料をもらったのはたった2回だけで、あとは一円も出なくなりました。それもそのはず、仕事なんて一回もしなかったんだもん。仕事ないのに、金もらっていいのかなぁと思いつつ、ムーンライダーズって、ロックってすごいなぁと思っていましたが、実は金がないので給料なんか払える訳ありませんですだね!それからは吉野やにも入れない生活がはじまったのであります。

あさ出る時におふくろから1,000円もらってスタジオとか行って、往復で500円くらいでしょ。残り500円で晩飯食って帰ってくるんだよ。ミージーメーなマギーメーつう感じ。もちろん金はビビたる給料っからおふくろに返すんだけど、また借りなくちゃならない、おまけにバイトをするほど、日にちが開いてる訳じゃないのでほんとに大変だった。まあいい思いでですが。

ダブルネックは重いうえに大きいので、運びずらいし、他の客は地下鉄なんかでいやな顔されるし、なんせ、ハードケースにキャスターつけちゃったもんね。これはなかなかトッピなアイデアでぼくらしいと思っています。

えーと、モノクロのコンサート写真は'78.12.18の久保講堂でのギグの模様です。イスタンブールマンボの時のギグでありまして、クジラ君が、なんとこのダブルネックと弾いている僕を首から担いで持ち上げて僕がソロを弾くということをしたのですが、クジラ君首おかしくしちってなんかしばらく変だったみたいです。

12弦の方はすごくよかっんだけど、6弦の方がいま2で困ってたんです。そんでしばらくして僕も普通のソリッドが欲しいなぁということで、レスポールゴールドトップを買うようになるのです。一時はぼろぼろになって倉庫のすみで死んでいましたが、メインストリートギターの田中館さんが根性で新品同様にしてくれました。ありがとうございました。ピカピカに生まれ変わり、しっかりした綺麗なオーダーメードのハードケースにはいって静かに眠っています。すやすやとね。どうかすると出番がありますし。いま買ったらけっこうするかもね!それにしてもなんでこんなギターを欲しくなったんだろう?自分でも変だ。?目立ちたかったんだろうな。この頃の俺はバカだったから。いまでもバカだけど。

(2001.01.19)

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